息切れ
息切れについて
「最近、ちょっと歩いただけで息が上がる」「階段を上るのがつらくなってきた」──そんな息切れの症状は、年齢や体力の問題だけでなく、重大な病気のサインである可能性もあります。
このページでは、息切れの原因や考えられる病気、当院で行える検査や治療についてわかりやすくご紹介します。
息切れとは?|体の異常を知らせるサイン
息切れとは、「呼吸が苦しい」「呼吸が速くなる」「酸素が足りない感じがする」といった状態のことです。
運動をした後などに起こるのは自然な反応ですが、日常生活で少し動いただけで息切れを感じるようであれば、何らかの病気が関係していることもあります。
息切れの原因とは?|生理的なものから病気まで
生理的な息切れ
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激しい運動の後
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緊張や不安を感じたとき
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高齢による体力低下や運動不足
病気が関係する息切れ
息切れの背後には、以下のような内科的・循環器的・呼吸器的な疾患が隠れている場合があります。
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肺炎・COPD・間質性肺炎などの呼吸器疾患
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貧血・甲状腺異常・慢性腎臓病などの代謝・内科的疾患
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睡眠時無呼吸症候群による慢性的な酸素不足
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ストレスや不安による過換気症候群(過呼吸)
息切れと一緒に現れる症状にも注意
以下のような症状を伴う息切れは、重篤な病気の可能性が高くなります。すみやかに医療機関を受診しましょう。
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動悸、胸の痛み、めまい
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咳・痰・発熱を伴う
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安静にしていても息切れがある
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会話や軽い動作でも息が苦しくなる
息切れの検査|当院でできる検査一覧
荻窪たいようクリニックでは、息切れの原因を正確に調べるための検査を幅広く実施しています。
内科・循環器内科・呼吸器領域を中心に、以下のような検査を行うことが可能です。
当院で可能な主な検査
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血液検査:貧血や酸素の状態、炎症反応などをチェック
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胸部レントゲン:肺の感染や慢性疾患の有無を確認
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心電図・ホルター心電図:心臓のリズム異常や負担を評価
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心臓超音波(心エコー)検査:心臓の構造や機能を詳細に観察
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呼吸機能検査:COPDや喘息などの呼吸器疾患を評価
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血圧脈波検査:血管の硬さや動脈硬化の進行度を測定
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簡易型PSG検査:睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査
複数の検査を組み合わせることで、息切れの本当の原因にたどり着くことができます。
息切れの治療|原因に応じたアプローチ
息切れの治療は、その原因となる疾患に応じて行います。
心臓や肺が原因の場合
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心不全や狭心症には内服薬やカテーテル治療
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肺炎やCOPDには吸入薬や抗菌薬、酸素療法
その他のケース
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貧血や甲状腺異常には内科的治療
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睡眠時無呼吸症候群にはCPAP療法や生活指導
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心因性の息切れにはストレスケアや漢方治療も有効です
リハビリや生活指導も大切です
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無理のない運動療法
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禁煙、食生活の改善、睡眠環境の見直しなども重要です。
息切れを感じたら早めの受診を
「まだ大丈夫」と思っていた息切れが、実は深刻な疾患の前兆だったというケースも少なくありません。
特に中高年の方、持病のある方、急に息切れが強くなった方は、早めの医療機関受診をおすすめします。
荻窪たいようクリニックでは、内科・循環器内科の専門的な視点から丁寧に診察し、必要な検査をその場で実施できます。
荻窪駅徒歩2分のアクセスで、地域のかかりつけ医として皆さまの健康をサポートいたします。
息切れでお悩みの方へ|まずはお気軽にご相談ください
息切れの背景には、思わぬ病気が隠れていることもあります。
「少し気になる」「不安だけど何科に行けばいいかわからない」──そんなときは、まずはお気軽にご相談ください。